2007.06 「雨 rain 天の恵」
  新緑の美しい季節が過ぎ去り、間もなく雨の季節を迎えます。この時期雨は、大地や植物を潤すだけではなく、紫陽花などの美しさを引き立てて、いつも違った姿で、私達を楽しませてくれます。五月雨、春雨、春霖、俄雨、篠突く雨、催花雨、村雨、小糠雨、時雨、菜種梅雨、喜雨、慈雨、虎が雨、涙雨、遣らずの雨。  
 雨をあらわす言葉を思い起こしてみると枚挙にいとまが無いことに驚き、その繊細で、豊かな感性に、日本人として改めて感動させられます。先人達が農耕民族として、謙虚に自然を受けとめ、雨を生活の友としてきた歴史を垣間見ることができます。その素晴らしさを大切にし、伝えていきたい美しい日本の言葉。
 一方英語では、日本語のすべてに対応する雨表現はなく、普通の雨rainや一時的に降るshowerに形容詞などを加えた程度で、あまり趣を感じるものは見あたりません。が、興味深い点は雨や雨の日を、苦難試練の時として用いている諺が幾つかあることです。その中の一つを紹介します。「四月の雨は、五月の花をもたらす」…一雨ごとに成長する草花と人生を重ね、厳しく辛い時を経て、本当の幸福の花を咲かせることができるという意味に私は理解していますが、自殺やいじめに悩む現代生活の中で、苦しみをばねに成長し勝利する人生の素晴らしさを示すこの教えは、希望に輝き、大変励まされます。
 いずれにせよ雨は、私達にいろいろな思いや気づきを与えてくれる天からの恵であることは、共通するところです。


 さて、外来語や和製英語の氾濫する中で、日常よく使う英語ではないカタカナ言葉、第二段、今回は着る物編です。
  1. トレーナー(sweatshirt)…スウェットシャートゥ
  2. (長)ズボン(pants)…パンツ
  3. パンツ(下着)(underwear)…アンダーウエア
  4. ワンピース(dress)…ドレス
  5. ジーパン(jeans)…ジーンズ
  6. ジャンパー(jacket)…ジャケット
  7. ワイシャツ(shirt)…シャートゥ

2007.04 ●「春の到来 Easter イースター」
桜などの美しい花々が咲き、入学式・新たな旅立ちを迎える春は、幾度迎えても色あせない希望や喜びにあふれる季節です。春を意味する語〈Spring〉は、「芽が出る、突然飛び出す、跳び跳ねる」等が原語で、新しい命の誕生やはじまりの時を喜ぶ感情は、私達と共通するところのように思われます。
 又この時期欧米をはじめ多くの国々でイースターが、春を告げる祭として祝われています。日本ではあまり馴染みのないこの祭は、移動祝祭日で春分以降の、満月の日のあとにくる最初の日曜日なので毎年日が変わります。ちなみに今年は4月8日。「復活祭」と訳されている通り、キリストの復活を祝う祭として、ヨーロッパでは大変古くからあったようです。同じキリスト教の祭として、すっかり根ざしているクリスマスが紀元4世紀後半から、バレンタインデーが5世紀末からと比べると更に古く、2世紀にはすでに祝われていたようです。冬の寒さが厳しく日照時間の短くなる欧州北半球では古代神話の暁、春の女神と関連させ、夜あけ、光り輝く太陽の方向東Eastに神秘を感じたのでしょうか。
 いずれにせよ私の教室の異文化体験レッスンの中で最も人気のあるイースターでは、命・誕生のシンボルである卵が主役。卵を染めたり飾ったり、隠した卵を捜したり、目を輝やかせて個性を発揮する子供達の姿は見ていてほほえましい光景です。
 さて、外来語や和製英語が氾濫する中、日常よく使う英語ではないカタカナ言葉をシリーズであげてみたいと思います。今回は食べ物編。子供達にはまちがいやすい英単語ですが(ちがい)違いを楽しんでいただけたら、幸いです。
  1. パン(bread)…ブレッド
  2. ピーマン(green pepper)…グリーンペパー
  3. フライドポテト(French fries)…フレンチフライズ
  4. シュークリーム(cream puff)…クリームパフ
  5. ソフトクリーム(soft icecream)…ソフトアイスクリーム
  6. ホットケーキ(pancake)…パンケイク
  7. プリン(custard pudding)…カスタードプディング

2007.02 ●プロローグ「励ましの言葉」
 21世紀が「アジアの世紀」といわれ、世界中の人々がアジアに注目している今、国際語としての英語の必要性は、ますます高まっています。今年で15年目を迎える私の教室でも、生徒達の低年令化は年々すすみ、英語教育に対する意識の変化を示しているように思われます。
 そこで良い結果を導いていくために、私がいつも心掛けていることの一つ「励まし」の大切さについて取り上げたいと思います。
 言葉の習得は、日本語の場合を考えてみても長く時間のかかるもので、まして日本に住みながら外国語を学ぶ場合は尚更のことです。「聞く」「話す」「書く」「読む」の四技能を身につけるには、多くの努力が必要です。その長い道のりの中で、「励ましの言葉」は大切な栄養剤≠ナあると思います。
「励ます」の英語の元々の意味は「心を与える」ということですが、これは、愛情のある心を、言葉にして与えるということであると私は解釈しています。
 子供達の成長や個性に合わせて、適切な指導と一緒に、肯定的な言葉を与え続けることは、やる気・向上心・目標を育て、明るく楽しいレッスンに結びついていきます。
 日常生活の中で否定的な言葉の暴力や、ささいな言葉に傷つき、やる気さえ失ってしまうことが多いなか、肯定的な言葉の力で、子供達の表情や態度が変わることを、毎日レッスンを通して体験しています。
 一人一人、歩み方も歩む速度も異なる子供達。他人と比べたり、結果だけを求めずに、それぞれのペースで伸び伸びと成長してゆくことを応援できる、心のこもった励ましの言葉、そういう言葉の花束を与えられるように、私自身も子供達と一緒に成長していきたいと願っています。